ロービジョンケアについて
ロービジョンケアってなんだろう(論文)
ロービジョンケアについて
1:ロービジョンとは | 2:ロービジョンをもたらす主な眼疾患 | 3:私ども病院でのロービジョンケア | 4:福祉サービス | 5:ロービジョンについての関連リンク
私どもは、視力検査や視野検査で得られた情報で断定するのではなく、日常生活で見え方に困難さを感じたときが、ロービジョンの始まりであると考えています。WHO(世界保健機関)は、「両眼での視力(必要ならば眼鏡やコンタクトレンズ使用)が0.05以上、0.3未満を基準とする」としています。しかし、ロービジョンの定義は、まだ確立していないのが現状です。
先天性では、視神経萎縮、先天性白内障、未熟児網膜症、網膜色素変性症等。
後天性では、糖尿病網膜症、網膜色素変性症、緑内障等が多いようです。
先天性のロービジョン児と途中でロービジョンになられた方とでは、日常生活での困難さやそれに伴う心の悩みの内容が全く異なりますので、それぞれに適したケアを行っています。
(1)先天性のロービジョン児へのケア
子育てしていこうとする家族への援助がまず第一であると考えています。そして、視覚情報の不足によって全身発達が遅れないように、ルーペ、弱視眼鏡、拡大読書器等の視覚的補助具を導入しながら、視覚を積極的に使用させる訓練(右図)を行っています。
就学後も長期に亘り、視覚を有効に使用するための指導・訓練を継続しています。同時に、地域の療育センターや盲学校、弱視学級あるいは通級指導教室の視覚障害児を専門指導できる機関との連携も行っています。また、視力検査等が難しい発達遅滞児に対して、必要ならば眼鏡装用し、見ることを促すための訓練を行っています。
(2)途中でロービジョンになられた方へのケア
訓練では、視野が狭い方へは眼球や顔を動かす等をして、見たいものを探し、その全体像を把握することができるようにします。また、途中で中心が見えにくくなられた方へは、中心以外の位置で見る中心外固視訓練を行っています。さらに、ニーズに合わせて視覚的補助具を選定し、使用訓練を行いながら見え方の向上をはかっています。 また、仕事や家庭生活が継続できるように、日常生活や歩行のための訓練を行う福祉施設をご紹介しています。
視覚障害の程度によっては、私どもの病院で視覚障害者手帳の申請を行うことが可能です。視覚障害者手帳を持つことで、福祉からの経済的援助や公共・交通機関使用時のサービス等を受けることができますし、補助の対象となっている日常生活用具を入手することもできます。
社団法人 日本眼科医会ホームページ・・・「ロービジョンの現状と展望」のページへ。
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日常生活で見え方に困難さを感じていらっしゃる方は、いつでもお気軽に私どもの病院にご相談ください。

