お役立ち情報:結膜炎について
結膜炎について
情報誌「リビング福岡」の「子ども診療室」欄に2003年1月11日に掲載されたものです。
執筆者は当院医師 沼 慎一郎です。
Q:子供の目が真っ赤で目ヤニがでます。これって結膜炎?
A:結膜とは、白目の表面をおおっている部分と上下のまぶた裏側の赤い粘膜部分のこと。外界からの異物に対する防御の為の粘膜を分泌し、眼球の表面を常にうるおす役目を果たしていますが、ここに起こった病気を結膜炎といいます。
結膜炎は、主にウイルスや細菌の感染、アレルギーなどが原因で起こります。症状は原因によっても異なりますが、共通するものとして充血や目ヤニなど。アレルギー性の結膜炎は、かゆみが強いのが特徴です。細菌性結膜炎の治療には、抗生物質の点眼が効果的。一方、ウイルス性の結膜炎には、残念ながら今のところ特効薬はありません。抵抗力を高めながら、対処療法として消炎のための点眼などを行います。この病気は感染力が非常に強いので、周囲の人に移さないように細心の注意が必要です。しっかり手を洗い、タオルは他の家族と別にします。入浴も最後にした方が良いでしょう。
最近増えてきたのが、アレルギー性の結膜炎。花粉などアレルゲンとの接触をできるだけ避け、抗アレルギー剤などを点眼して症状をおさえます。結膜炎は我慢して治るものではありません。専門医への早めの受診をお薦めします。

